秩父学セミナーに出席するおり、秩父市番場町にひっそりと昔のたたずまいを残している「買継商通り」に寄りました。
買継商とは、織物工場で生産した製品を、全国の問屋に販売する出荷する商店で、秩父織物の生産が増加するにつれて従来の取引が改善されて「買継商」が生まれました。
その一角に「かいこ家」さんがあります。2階の軒下には染め上げたばかりの鮮やかな絹糸が干してあり、秩父銘仙の美しさを目にすることができます。
6月に12~3人で、高尾山ハイキングを実施します。その下見に昨日一人で出かけました。高尾山に下見が必要かって?そんな疑問もあるかと思います。
しかし、一昨年寄居町の鐘つき堂山(329m)に10人前後で行ったおり、同行者に暑さと体調管理の不十分さが重なり救急車を呼ぶ一歩手前までいく騒ぎが起きた苦い経験があります。
真夏日になるこの時期、高齢者のハイキングは、ルートの選択と体調管理に十分な気配りをする必要があるかと思います。
高尾山は、都心から近いこともあり、世界的にも例を見ない登山人口ですが、「オーバーユース」など様々な問題を抱えています。
しかし、JR高尾駅に至るルートを選ぶと、山頂から薬王院を経てケーブルカーの高尾山駅までの混雑さからは、想像できない山の静かさに触れることができます。
ちちぶ学セミナー第1回目の講座は、山岳地理研究家飯野頼冶講師が「秩父の峠考」と題して、峠総覧と十文字峠道について講義されました。
開場で、48年間にわたり十文字峠小屋の管理人をされた山中時子さまの元気な姿を目にすることができ、秩父の山を拠点に登山を楽しんできた者として、ちちぶ学セミナーを受講した喜びをかみしめることができました。
川越市の郊外で、こんな看板を見かけました。
日本酒やワインノの 「はかり売り」 は、子供の頃父親の言いつけで、近くの酒屋さんに買いに行かされた記憶もありますが…